第193回国会(常会)
質問第三〇号 総理の「米国訪問に関する報告」と拉致問題に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十九年二月十五日 有田 芳生
参議院議長 伊達 忠一 殿 総理の「米国訪問に関する報告」と拉致問題に関する質問主意書 平成二十九年二月十五日の参議院本会議で「米国訪問に関する報告」(以下「報告」とする)が総理によって行われました。報告のうち「地域情勢」で取り上げられた拉致問題について質問します。 一 二月九日から十三日までの総理の訪米では、日米首脳会談、ワーキングランチなどが行われました。拉致問題はどこで議題となったのでしょうか。政府の認識をお示し下さい。 二 報告では、北朝鮮については「核及び弾道ミサイル計画を放棄」することを求めるとともに「拉致問題の早期解決の重要性についても、完全に一致しました」とあります。政府は、報告において総理の主張する「早期」とはどのような時期だと認識していますか。ちなみに「大辞林」によると「早期」とは「始まって間もない時期」とあります。 三 政府は、報告において総理の主張する拉致問題の「解決」とは具体的にどのようなことを意味すると認識していますか。 四 政府は、総理がトランプ大統領に拉致問題をどう説明し、大統領からどのような回答があったと認識していますか。大統領が拉致問題を知っていたかどうかもあわせてお答え下さい。 右質問する。 |