質問主意書

第190回国会(常会)

答弁書


答弁書第六四号

内閣参質一九〇第六四号
  平成二十八年三月四日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員有田芳生君提出北朝鮮による「特別調査委員会」の解体などに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員有田芳生君提出北朝鮮による「特別調査委員会」の解体などに関する質問に対する答弁書

一から三までについて

 お尋ねの「正式な通知」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、現時点において、北朝鮮側から政府に対して、御指摘の報道に関する通知はない。
 政府として、御指摘のいわゆる「日朝ストックホルム合意」を破棄する考えはなく、同合意に基づき、日本人に関する全ての問題の解決を目指す考えである。
 また、政府としては、御指摘の報道で示された北朝鮮側の主張は全く受け入れることができず、北朝鮮側に対して極めて遺憾である旨を伝え、厳重に抗議した。加えて、我が国として御指摘のいわゆる「日朝ストックホルム合意」を破棄する考えはないことを伝えるとともに北朝鮮が同合意に基づき一日も早く全ての拉致被害者を帰国させるべきことを強く要求した。
 これ以上の詳細については、今後の対応に支障を来すおそれがあることから、お答えを差し控えたい。

四について

 お尋ねの「非公式協議」の意味するところが必ずしも明らかではないが、いずれにせよ、政府としては、拉致問題をはじめとする日本人に関する全ての問題の解決に向け全力を尽くしていく考えである。