質問主意書

第186回国会(常会)

答弁書


答弁書第一二八号

内閣参質一八六第一二八号
  平成二十六年六月二十日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員川田龍平君提出STAP細胞研究におけるエアーマウス疑惑に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員川田龍平君提出STAP細胞研究におけるエアーマウス疑惑に関する再質問に対する答弁書

一について

 御指摘の「山梨大学に保管されているSTAP幹細胞を分析し、一方で、理研に保存されている他のSTAP幹細胞を分析しない」との事実は承知していないが、独立行政法人理化学研究所(以下「理研」という。)の本年六月十二日付けの発表によれば、「理研は、社会的な説明責任を果たしていくために・・・STAP研究で使用された細胞株等の保存試料の分析・評価等を進めており・・・結果に関しては、中間的なものも含めて適宜公表して」いくこととしていると承知している。

二について

 理研によると、理研の発生・再生科学研究推進室等が事実関係を確認しているが、「調査結果の公開」について現時点でお答えすることは困難とのことである。

三について

 御指摘の「疑義」については、理研が直接その通報を受けた上で、理研において、調査を行うか否かについて適切に判断されるべきものと考えている。

四について

 御指摘の「報道内容の事実関係」については、理研が設置したCDB自己点検検証委員会において検証が行われ、本年六月十二日に「CDB自己点検の検証について」が公表されていると承知している。