質問主意書

第186回国会(常会)

答弁書


答弁書第一〇九号

内閣参質一八六第一〇九号
  平成二十六年六月三日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 山崎 正昭 殿

参議院議員浜田和幸君提出墓参訪朝に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員浜田和幸君提出墓参訪朝に関する再質問に対する答弁書

一について

 御指摘の答弁は、現在の状況を踏まえて行ったものであり、御指摘のような支援を行うことは、現状においては困難である。

二について

 北朝鮮に残された日本人の遺骨の問題については、政府として必要な情報収集を行ってきたほか、日朝政府間協議において本件を取り上げる等の取組を適切に行ってきているところであり、引き続き、こうした取組を続けていく考えである。

三について

 お尋ねの「米国政府が遺骨の数に応じて金銭を支払ったとの情報」の意味するところが必ずしも明らかでないが、北朝鮮は平成八年から平成十七年までの間に米国と共同で米兵の遺骨捜索事業を行ったと承知している。また、北朝鮮が日本人の遺骨の返還のために金銭を要求した事実はないと承知している。

四について

 政府としては、朝鮮半島出身者の遺骨の返還について、人道的観点から可能な限り対応していく考えであるが、お尋ねの北朝鮮への遺骨の返還については、将来、適切な時期に所要の調整等を行う考えである。