第185回国会(臨時会)
質問第二二号 日本食を中心とするクール・ジャパンの展開に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十五年十月二十二日 藤末 健三
参議院議長 山崎 正昭 殿 日本食を中心とするクール・ジャパンの展開に関する質問主意書 「クール・ジャパン」については、クールジャパン推進会議において、広く日本のファッション・食・伝統工芸品などの推進方策及び発信力の強化について検討してきた。これは、第一回産業競争力会議の議論を踏まえた当面の政策対応として「クールジャパン戦略担当大臣は、関係大臣と協力して、日本のコンテンツやファッション、文化・伝統の強みを産業化し、それを国際展開するための官民連携による推進方策及び発信力の強化について検討すること。特に日本食を世界に広め、日本食材の海外展開を進めることを検討すること」とされたことを踏まえたものであり、五月二十八日には「クールジャパン発信力強化のためのアクションプラン」が取りまとめられた。そこで、このアクションプランに関して、以下質問する。 一 アクションプランを見ると、旧来の海外見本市・展示会における日本食の紹介がほとんどであり、日本食を海外に発信するため、より多様な手段を検討する必要があると考える。例えば、インターネットを通じた日本食の情報発信、海外雑誌への特集記事の掲載、日本食ファンの外国人芸能人を増やすことなどの施策を推進すべきだと考えるが、政府の見解如何。 二 日本食の海外展開については、その戦略をより明確にすべきではないか。例えば、寿司は既に国際的に浸透しており、世界の多くの都市に寿司屋が存在する状況を活用し、かまぼこや日本酒などの日本食材を世界の寿司屋に普及させるといった取組も検討すべきだと考えるが、政府の見解如何。 右質問する。 |