質問主意書

第183回国会(常会)

答弁書


答弁書第六七号

内閣参質一八三第六七号
  平成二十五年四月九日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 平田 健二 殿

参議院議員大野元裕君提出宙に浮いた年金記録とその対処に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員大野元裕君提出宙に浮いた年金記録とその対処に関する質問に対する答弁書

一について

 お尋ねの「年金記録の突合作業の成果」については、未統合記録(平成十八年六月一日時点において基礎年金番号で管理されていない社会保険オンラインシステム上の年金記録をいう。以下同じ。)約五千九十五万件と基礎年金番号で管理されている同システム上の年金記録とを網羅的に突き合わせる作業(以下「突き合わせ作業」という。)を平成二十年三月までに完了し、名寄せ特別便(未統合記録のうち基礎年金番号に統合される可能性が高いものを有していると考えられる方に対して送付する「ねんきん特別便」をいう。以下同じ。)を平成十九年十二月から平成二十年三月までの間に、順次、約千三十万人の方に対して送付したところである。

二から四までについて

 お尋ねの「年金記録の突合作業の成果」については、一についてでお答えしたとおり、突き合わせ作業を平成二十年三月までに完了し、名寄せ特別便を同月までに送付したところである。
 なお、未統合記録のうち基礎年金番号に統合された年金記録の数については、「民主党への政権交代まで」、「民主党政権下」及び「再度、自民党政権に代わってから今日まで」を厳密に区分してお示しすることは困難であるが、未統合記録のうち、平成十八年六月一日から平成二十一年九月三十日までの間に基礎年金番号に統合された年金記録の数は約千二百五十七万件、同年十月一日から平成二十四年十二月三日までの間に基礎年金番号に統合された年金記録の数は約四百三十二万件、同月一日から平成二十五年一月三十一日までの間に基礎年金番号に統合された年金記録の数は約十万件(速報値)である。
 また、平成二十四年十二月三日時点において解明されていない未統合記録の数は、約二千二百一万件であり、今後の未統合記録の解明については、引き続き、「ねんきんネット」を活用した記録確認を推進するとともに、紙台帳の年金記録と社会保険オンラインシステム上の年金記録との照合作業などを通じて取り組んでまいりたい。