質問主意書

第180回国会(常会)

答弁書


答弁書第一一八号

内閣参質一八〇第一一八号
  平成二十四年五月二十九日
内閣総理大臣 野田 佳彦   


       参議院議長 平田 健二 殿

参議院議員片山さつき君提出従軍慰安婦問題に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員片山さつき君提出従軍慰安婦問題に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 お尋ねの趣旨が必ずしも明らかではないが、平成二十四年五月十三日(現地時間)に北京で開催された日韓首脳会談において、慰安婦問題についての直接の言及はなく、李明博大統領から、平成二十三年十二月十八日に京都で開催された日韓首脳会談で取り上げた案件について前向きな検討をお願いしたい旨述べ、野田佳彦内閣総理大臣からは、李明博大統領と共に知恵を絞っていきたい旨述べたところである。

三について

 お尋ねの博物館では、慰安婦問題の経緯等について展示されていると承知するが、当該博物館の開設のために大韓民国政府が一部、補助金を出していること、また、当該展示の内容には我が国の立場と相容れないものがあること等を踏まえ、政府として、大韓民国政府に対し慰安婦問題に関する我が国の立場等を申し入れた。

四及び五について

 お尋ねの親書について、その具体的な内容を明らかにすることは、相手国との関係もあり差し控えたい。