質問主意書

第180回国会(常会)

質問主意書


質問第一二三号

ふくしま産業復興企業立地補助金に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十四年五月二十五日

小熊 慎司   


       参議院議長 平田 健二 殿



   ふくしま産業復興企業立地補助金に関する質問主意書

 リーマンショック以降の厳しい経済状況が続く中で、さらに東日本大震災と原子力災害による甚大な被害を被った福島県全土において、平成二十三年度第三次補正予算により創設された「ふくしま産業復興企業立地補助金」は、産業復興施策の大きな柱として企業立地の促進に弾みをつけ、雇用創出や設備投資に伴う経済波及効果など、福島県の復興に大きく寄与する制度である。
 しかしながら、本補助金の一次募集を行った段階で、国から交付された予算額を大幅に上回る申請があったために、採択されたのは申請総数二百九十九件のうち百六十七件にとどまり、要件を満たしていながらも百二十三件は、予算不足のため採択が保留となった。申請額が予算額を超過していることは、企業の設備投資意欲が喚起されている表れである。一日も早い復興に向けた原動力となる本補助金の予算の拡充が緊急に必要と考えるが、政府の見解を示されたい。

  右質問する。