質問主意書

第179回国会(臨時会)

質問主意書


質問第三六号

高校生の留学政策の転換に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十三年十一月二十四日

上野 通子   


       参議院議長 平田 健二 殿



   高校生の留学政策の転換に関する質問主意書

 文部科学省は平成二十四年度予算の概算要求の中で、「高校生の留学促進等」として高校生の派遣を二千人に増やすことを掲げ、さらに「今後五年間で約一万人を目指す」としている。
 かねて高校生の留学拡充を要請してきた立場から一定の評価をするが、そもそも予算枠を毎年五十人に抑えてきた現状に問題があると考える。
 自民党政権で編成した平成二十一年度当初予算で高校生の派遣を六十人確保し、同年度の補正予算で千九百四十人を追加して、年間二千人にする計画があった。ところが、民主党政権になった直後に、関連予算が「不要不急」として執行停止された経緯もある。
 高校生の留学をないがしろにしてきた民主党政権が、過去を反省せずに留学の拡充を掲げるのは、どういう理由なのか。高校生の留学政策の転換について、政府の見解を明らかにされたい。

  右質問する。