質問主意書

第177回国会(常会)

答弁書


答弁書第二三一号

内閣参質一七七第二三一号
  平成二十三年七月二十九日
内閣総理大臣 菅 直人   


       参議院議長 西岡 武夫 殿

参議院議員熊谷大君提出東日本大震災の被災地において大量発生している害虫の対策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員熊谷大君提出東日本大震災の被災地において大量発生している害虫の対策に関する質問に対する答弁書

一について

 政府としては、岩手県、宮城県及び福島県並びに財団法人日本環境衛生センター、社団法人日本ペストコントロール協会等から、災害廃棄物の仮置場、避難所周辺等において、津波により散乱した魚介類等に起因して、ハエ、蚊等の害虫が大量に発生しているとの情報を得ているところである。また、これら三県によると、岩手県大船渡市、陸前高田市及び大槌町、宮城県仙台市、石巻市、塩竃市、気仙沼市、名取市、山元町、七ヶ浜町及び大和町並びに福島県いわき市において、避難所の入所者等から、大量に発生しているハエ、蚊等の駆除等の相談を受けているとのことである。

二について

 お尋ねの件数については把握していない。

三について

 政府としては、今後とも、被災地における害虫駆除対策を推進するため、関係府省が連携しつつ、災害等廃棄物処理事業、感染症予防事業、重点分野雇用創造事業等を活用し、害虫の駆除等を実施する地方自治体に対する財政支援を行うとともに、避難所の入所者等に対して害虫の駆除等の方法の周知を行うなどしてまいりたい。