質問主意書

第177回国会(常会)

答弁書


答弁書第七九号

内閣参質一七七第七九号
  平成二十三年三月一日
内閣総理大臣 菅 直人   


       参議院議長 西岡 武夫 殿

参議院議員佐藤正久君提出菅内閣総理大臣の衆議院予算委員会答弁に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員佐藤正久君提出菅内閣総理大臣の衆議院予算委員会答弁に関する質問に対する答弁書

一について

 菅直人衆議院議員の内閣総理大臣就任以前の政治家個人又は政党の役員としての見解については、政府としてお答えする立場にないが、政府としては、我が国周辺の東アジアの安全保障環境には、最近の朝鮮半島情勢等にみられるとおり、不安定性・不確実性が残っており、海兵隊を含む我が国に駐留するアメリカ合衆国軍隊の抑止力は、安全保障上の観点から極めて重要であると認識している。

二について

 鳩山前内閣総理大臣の政治家個人としての発言に係るお尋ねについて、政府としてお答えすることは差し控えたいが、御指摘の衆議院予算委員会における菅内閣総理大臣の答弁は、鳩山前内閣総理大臣の発言内容についての質問に対し、一についてで述べた政府の認識とは異なる可能性があることを述べたものである。

三について

 御指摘の発言については、鳩山前内閣総理大臣の政治家個人としてのものであり、政府として趣旨の確認や訂正を要請する考えはない。