質問主意書

第176回国会(臨時会)

質問主意書


質問第二九号

ハノイにおける拡大国防相会議に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十二年十月十四日

山谷 えり子   


       参議院議長 西岡 武夫 殿



   ハノイにおける拡大国防相会議に関する質問主意書

 ハノイにおける拡大国防相会議に関して、以下のとおり質問する。

一 本年十月に行われたハノイでの拡大国防相会議の際、日中国防相会談が、ホテルのロビーのソファで行われた。日中国防相会談の場としては極めて異様な状況と考える。何故そのような状況で行ったのか示されたい。

二 ASEMでの菅直人首相と温家宝首相との懇談の場とは違い、ハノイでの日中国防相会談の場には、日本側に中国語を理解する通訳は同席したのか。また、外務省は、二十分間のやりとりの記録をどのように行ったのか示されたい。

三 十八カ国による拡大国防相会議には、北澤俊美防衛相が現地入りしていながら、安住淳防衛副大臣を代理出席させた。これは何故か。日本がわざと国際社会での発信力をこのようにして弱めたのは、中国側からの要請があり、これに応じたからだと勘繰られても仕方がない。政府の見解を示されたい。

  右質問する。