質問主意書

第176回国会(臨時会)

質問主意書


質問第二二号

海上保安庁巡視船の原状回復に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十二年十月十三日

佐藤 正久   


       参議院議長 西岡 武夫 殿



   海上保安庁巡視船の原状回復に関する質問主意書

 平成二十二年九月七日、海上保安庁巡視船が尖閣諸島沖で中国漁船に衝突され損傷した。
 当該事件に関し、仙谷内閣官房長官は同月二十七日午前、記者団に対し「当然、外交ルートで原状回復を請求することになると思います。現時点で行うのか、クールダウン、もう少ししてから行うのかは別ですが、当然、我が政府の課題になり得るし、なるべきだと私は思っています」と述べた。
 右の点を踏まえ、以下質問する。

一 我が国政府は、中国関係当局に海上保安庁巡視船の原状回復を請求したか。未実施の場合、関係部局担当者に請求するよう指示したか。

二 我が国政府は、今でも当該巡視船の原状回復の請求は「我が政府の課題」であると認識しているか。また、今後の方針についても示されたい。

  右質問する。