質問主意書

第175回国会(臨時会)

答弁書


答弁書第四号

内閣参質一七五第四号
  平成二十二年八月十日
内閣総理大臣 菅 直人   


       参議院議長 西岡 武夫 殿

参議院議員佐藤正久君提出普天間基地代替施設に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員佐藤正久君提出普天間基地代替施設に関する質問に対する答弁書

一について

 御指摘の内容の報道については承知しているが、外交上の個別のやり取りについて明らかにすることは、米国との関係もあり差し控えたい。いずれにせよ、平成二十二年五月二十八日の日米安全保障協議委員会の共同発表(以下「共同発表」という。)を踏まえ、普天間飛行場の代替の施設の位置、配置及び工法について、現在、日米両政府の専門家による検討を精力的に行っているところである。

二について

 御指摘の「沖縄県民の判断に委ねる」の意味するところが必ずしも明らかではないが、政府としては、共同発表及び「平成二十二年五月二十八日に日米安全保障協議委員会において承認された事項に関する当面の政府の取組について」(平成二十二年五月二十八日閣議決定)を踏まえ、本年八月末までの日米両政府の専門家による検討を経て、次回の日米安全保障協議委員会までに普天間飛行場の移設計画を検証し、確認するとともに、沖縄の負担軽減措置を着実に進めていく中で、普天間飛行場の移設に係る沖縄県民の皆様の理解が得られるよう、引き続き努力していく考えである。