質問主意書

第173回国会(臨時会)

答弁書


答弁書第三一号

内閣参質一七三第三一号
  平成二十一年十一月二十日
内閣総理大臣 鳩山 由紀夫   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員脇雅史君提出八ッ場ダムに関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員脇雅史君提出八ッ場ダムに関する質問に対する答弁書

 ダムを建設した場合には、一般的に、ダム下流における河川の水質悪化、土砂の流れが遮断されることによる河床低下及び河口部の海浜後退等が生じる場合があること、また、これらに対応するための新たな費用が必要となる場合も懸念されることを踏まえ、できるだけダムに頼らない治水への政策転換を図ることとしている。
 この政策転換の端緒として、着手から長期間が経過し多額の事業費を執行してきたにもかかわらずいまだ完成していない八ッ場ダムについて本体工事を中止する考えを表明したものであり、今後、治水、利水等の観点から検証を行うこととしている。