質問主意書

第171回国会(常会)

答弁書


答弁書第四号

内閣参質一七一第四号
  平成二十一年一月十三日
内閣総理大臣 麻生 太郎   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員谷岡郁子君提出「留学生三〇万人計画」に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員谷岡郁子君提出「留学生三〇万人計画」に関する質問に対する答弁書

一、二及び四について

 文部科学省としては、御指摘の「留学生三〇万人計画」は、国として海外から優秀な留学生を積極的に受け入れる方針を示すことにより、大学等における海外の大学等との連携、教員及び学生の国際的な交流等を促進し、その教育研究水準の向上を通じた国際競争力の強化を図るものであると考えている。また、同計画は、我が国の大学等を卒業・修了した多くの留学生が企業等において能力を発揮すること等により、活力ある経済社会の構築にも資するものであると考えている。これらのことから、同計画は、日本人学生への支援の充実とあわせて、重要な施策であると考えている。

三及び五について

 文部科学省としては、日本人学生の留学を支援するため、奨学金の支給及び貸与、留学情報の提供、留学相談等の事業を行っているところである。
 また、日本人学生への支援及び外国人留学生への支援は、その目的、内容等が多様であり、これらを一概に比較することは困難であるが、文部科学省としては、今後とも両者への支援の充実を図ってまいりたいと考えている。

六について

 御指摘の「留学生三〇万人計画」では、大学の国際化に対応し、留学生の受入れ体制の整備を図るため、専門科目の外国人教員の増員、留学生に対する就職促進、留学生宿舎の確保等を支援することとしている。