質問主意書

第171回国会(常会)

質問主意書


質問第一七五号

沖縄科学技術大学院大学に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十一年五月二十五日

今野 東   


       参議院議長 江田 五月 殿



   沖縄科学技術大学院大学に関する質問主意書

 今国会に沖縄科学技術大学院大学学園法案が提出され、審議されているが、沖縄科学技術大学院大学学園(以下「学園」という。)の運営に関して不安視する声がある。政府は「大学院大学の設置の準備」をしてきた独立行政法人沖縄科学技術研究基盤整備機構(以下「機構」という。)に対しどのような監督・指導を行ってきたか、以下質問する。

一 機構内部での関係軋轢が伝えられるが、内閣府沖縄振興局はどのような認識をしているか。具体的には三木義郎理事が辞表を提出した事情や東矢フェリィ事業推進部長の日本におけるマネジメント経験の有無などについて実情を把握しているか。把握していたなら、どのような指導を行ってきたか。

二 機構は学園がきちんとした大学経営を行うための体制を準備する役割を負っている。そのためには機構自体の運営が透明かつ公正であるべきだと考える。機構の運営状況について以下の四点を明らかにされたい。

1 役員及び職員構成(派遣社員の数を含む。)と給与表
2 管理職の責任範囲を示した組織図
3 東矢フェリィ事業推進部長のプロフィル、及び機構に入った経緯、入って以降の仕事内容と責任範囲、給与(昇給があればそれも)
4 平成十九年一月以降、管理職で職を辞したものの数、管理職名、理由及び同じ時期に機構を退職したものの数(派遣社員を含む。)

三 政府は、学園の健全な運営の担保をいかに図る考えか。

  右質問する。