第171回国会(常会)
質問第四七号 独立行政法人宇宙航空研究開発機構による宇宙関係の学会等学術組織や非営利組織の支援に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成二十一年二月十六日 藤末 健三
参議院議長 江田 五月 殿 独立行政法人宇宙航空研究開発機構による宇宙関係の学会等学術組織や非営利組織の支援に関する質問主意書 本年一月二十三日に「いぶき」など計八衛星の打ち上げが成功した。H2Aロケットの打ち上げ成功は九回連続、衛星八基の同時打ち上げは過去最多となり、わが国の宇宙政策においても大きな一歩であったと考える。 また、今回の打ち上げでは、東大阪市の中小企業が開発した「まいど1号」、「小型実証衛星1型」、「雷神」、「輝汐」、「KUKAI」、「ひとみ」など小型の衛星が打ち上げられ宇宙に関する国民の関心と夢が高まったことも大きな成果である。これらを踏まえて以下質問する。なお、独立行政法人宇宙航空研究開発機構に対する政府の監督責任を踏まえ、誠実に答弁されたい。 一 このような市民レベルでの宇宙への関心を高めるために、独立行政法人宇宙航空研究開発機構を含む政府による宇宙関係の学会等学術組織や非営利組織の活動支援を加速すべきと考えるが、政府の見解を示されたい。 二 特に独立行政法人宇宙航空研究開発機構法(平成十四年十二月十三日法律第百六十一号)において、機構の目的は第四条に定められ、また、機構の業務の範囲等は第十八条に定められているが、独立行政法人宇宙航空研究開発機構の業務に宇宙関係の学会等学術組織や非営利組織の支援も含まれるかどうか政府の見解を明示されたい。 右質問する。 |