質問主意書

第170回国会(臨時会)

答弁書


答弁書第一〇三号

内閣参質一七〇第一〇三号
  平成二十年十二月五日
内閣総理大臣 麻生 太郎   


       参議院議長 江田 五月 殿

参議院議員松野信夫君提出田母神俊雄前航空幕僚長の「日本は侵略国家であったのか」という題で発表された論文に関する再質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員松野信夫君提出田母神俊雄前航空幕僚長の「日本は侵略国家であったのか」という題で発表された論文に関する再質問に対する答弁書

一について

 先の答弁書(平成二十年十一月十四日内閣参質一七〇第八二号)一についてで述べたとおり、先の大戦に関する政府の認識については、平成七年八月十五日及び平成十七年八月十五日の内閣総理大臣談話等において示されてきているとおりであり、御指摘の論文には、このような政府の認識と明らかに異なる見解が述べられていると考えているが、個人の見解を述べた論文の内容の一々について、論評することは差し控えたい。

二について

 お尋ねの課目における講義内容については、その記録が残されておらず、明確にお答えすることは困難である。いずれにしても、当該課目については、より適切な教育を実施する観点から、講師の選定を含め、その見直しについて検討することとしている。