質問主意書

第170回国会(臨時会)

質問主意書


質問第一〇四号

麻生内閣総理大臣のODA予算増額発言に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。

  平成二十年十一月二十七日

牧山 ひろえ   


       参議院議長 江田 五月 殿



   麻生内閣総理大臣のODA予算増額発言に関する質問主意書

 麻生太郎内閣総理大臣は十一月二十六日、自民党「外交力強化に関する特命委員会」の提言を受け、「外交力の強化は日本にとって最も重要な政策課題」であるとし、来年度ODA予算に関して「来年はマイナスは駄目だ」と述べたとされている。そこで以下質問する。

一 「来年はマイナスは駄目だ」との麻生内閣総理大臣発言は、平成二十一年度ODA予算を増額することなのか、政府の認識を示されたい。

二 小泉内閣総理大臣(当時)の下で策定された「経済財政運営と構造改革に関する基本方針二〇〇六」、いわゆる骨太の方針二〇〇六に基づき、ODA予算は毎年減額されている。今回の「来年はマイナスは駄目だ」との発言は、小泉構造改革の柱である骨太の方針を堅持するこれまでの政府の方針を変更することを麻生内閣総理大臣が明示したものと考えるが、政府の認識を示されたい。

  右質問する。