質問主意書

第166回国会(常会)

答弁書


答弁書第三号

内閣参質一六六第三号
  平成十九年二月十三日
内閣総理大臣 安倍 晋三   


       参議院議長 扇 千景 殿

参議院議員喜納昌吉君提出安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員喜納昌吉君提出安倍内閣総理大臣の片仮名言葉の多用に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 安倍内閣総理大臣が第百六十六回国会における施政方針演説で述べた「戦後レジーム」とは、この演説で述べている「憲法を頂点とした、行政システム、教育、経済、雇用、国と地方の関係、外交・安全保障などの基本的枠組み」を適切と思われる言葉で言い換えたものである。

三及び四について

 安倍内閣総理大臣が第百六十六回国会における施政方針演説で述べた「カントリー・アイデンティティ」とは、この演説で述べている「我が国の理念、目指すべき方向、日本らしさ」を適切と思われる言葉で言い換えたものであり、これは、御指摘の「ナショナル・アイデンティティ」という言葉が通常意味するところとは異なるものと承知している。

五について

 安倍内閣総理大臣としては、施政方針演説に盛り込むべき内容を適切に表現するため、必要に応じて片仮名言葉を使用しているものであり、今後とも、国政の方針を国民に分かりやすく説明してまいりたい。

六について

 安倍内閣総理大臣としては、自らの考えを表すのに最も適切な言葉を用いて表現してきているところであり、今後とも、国政の方針が国民に分かりやすく理解されるよう努めてまいりたい。