第150回国会(臨時会)
答弁書第四号
内閣参質一五〇第四号 平成十二年十月三十一日 内閣総理大臣 森 喜朗
参議院議員齋藤勁君提出米軍夜間連続離着陸訓練及び相模総合補給廠における衛生演習に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員齋藤勁君提出米軍夜間連続離着陸訓練及び相模総合補給廠における衛生演習に関する質問に対する答弁書 一の1、2及び4について 政府としては、米空母艦載機夜間着陸訓練(以下「NLP」という。)は、空母艦載機のパイロットの練度の維持及び向上、ひいては日米安保体制の効果的運用のために必要欠くべからざるものと理解している。また、硫黄島が本土から遠距離にあることによる即応態勢への影響、同島における悪天候等の理由から、NLPの一部を厚木飛行場等の本土の各飛行場で実施せざるを得ない場合もあると承知している。
一の3について 三宅島は、厚木飛行場から約百五十キロメートルと比較的近距離に位置し、航空機の旋回コースを海上に設定することにより騒音の影響を最小限に抑えられること等から、政府としては、同島をNLPを行うための代替訓練場の適地と判断し、地元の理解を得られるよう努力を続けてきたところであるが、いまだ理解を得られていない。
二について 平成十二年八月二十七日から同年九月二日までの間に相模総合補給廠で行われた医療演習においては、太平洋地区における不測の事態、災害及び人道的救助に係る活動を支援し得る野戦病院の運用の訓練並びにその評価が行われたものと承知している。
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