質問主意書

第132回国会(常会)

答弁書


答弁書第一二号

内閣参質一三二第一二号

  平成七年三月三十一日

内閣総理大臣 村山 富市   


       参議院議長 原 文兵衛 殿

参議院議員翫正敏君提出戦域ミサイル防衛構想に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員翫正敏君提出戦域ミサイル防衛構想に関する質問に対する答弁書

一について

 米国政府が明らかにしているところによれば、米国が進めている戦域ミサイル防衛は、在外配備の米軍並びに米国の友好国及び同盟国を戦域ミサイルによる攻撃から防衛する計画であり、迎撃ミサイル等によって撃破する方法が考えられているものと承知している。

二について

 戦域ミサイル防衛については、現在、日米間で事務レベルの検討を行っているところである。政府としては、このような検討をも踏まえて戦域ミサイル防衛に対する我が国の対応等について専守防衛の観点等から判断していくこととなるものであり、現時点では御質問についてお答えできる段階にはない。