第131回国会(臨時会)
質問第九号
中山間地域対策に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によって提出する。 平成六年十一月十六日 紀平 悌子
中山間地域対策に関する質問主意書 我が国の中山間地域は国土面積の六八%、経営耕地面積で四一%、農家人口で四三%に及ぶが、地域的に、従来の基盤整備事業が不可能な水田も相当割合で存する。
一、地域の人口減・過疎化が急速に進行する中、戦後農政の転換期にもかかわらず平成四年の農政審議会の報告では直接所得補償に反対の意向を示したが、これは世界の農政が近年目指す方向と逆の方針であり、中山間地農業、ひいては我が国農業の衰退を招くと考えるが、政府の見解はどうか。 二、条件不利地域を守り、自給を堅持するための方策として我が国でも中山間地域を食料自給の拠点と環境維持機能との二点で明確に位置付け、その生産活動を支援し、格差を是正する日本型直接所得補償を早急に行うべきと考えるが、その点について政府の見解はどうか。 右質問する。 |