質問主意書

第109回国会(臨時会)

答弁書


答弁書第四号

内閣参質一〇九第四号

  昭和六十二年八月二十八日

内閣総理大臣 中曽根 康弘   


       参議院議長 藤田 正明 殿

参議院議員喜屋武眞榮君提出在沖縄米軍基地の整理縮小の遅延に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員喜屋武眞榮君提出在沖縄米軍基地の整理縮小の遅延に関する質問に対する答弁書

一及び二について

 第十四回、第十五回及び第十六回の安全保障協議委員会において了承された沖縄県における施設・区域の整理統合計画の実施に伴う進ちよく状況は、別表一のとおりである。
 また、当該整理統合計画のうち移設措置とその実施に係る合意の成立後返還される施設・区域の件数及び面積は、別表二のとおりである。

三から五までについて

(1) 沖縄県に所在する施設・区域は、日米安全保障条約の目的達成のために必要であるが、その密度が高く、整理統合の要望が強いことも十分承知しており、従来から、日米安全保障条約の目的の達成と沖縄振興開発計画の推進との調和を図りつつ、第十四回、第十五回及び第十六回の安全保障協議委員会において了承された施設・区域の整理統合計画を実施してきているところである。
(2) この計画のうち、移設措置とその実施に係る合意の成立後返還されることが了承されている施設・区域については、沖縄県に所在する施設・区域内への移設を検討してきているところである。
 なお、この計画の実施に当たつては、土地所有者等の意向に配慮するとともに、移設先の市町村等の協力を得ることが必要不可欠であるところ、必ずしも円満に協力が得られていないものもある。
(3) 右のような事情はあるが、政府としては、今後とも、安全保障協議委員会において了承された施設・区域の整理統合計画の円滑な実施に努める所存である。

別表一~別表二 1/2

別表一~別表二 2/2