第101回国会(特別会)
答弁書第四四号
内閣参質一〇一第四四号 昭和五十九年八月二十八日 内閣総理大臣 中曽根 康弘
参議院議員木本平八郎君提出米の生産に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。 参議院議員木本平八郎君提出米の生産に関する質問に対する答弁書 一について 水稲の作付規模別、費目別生産費並びに投下労働時間及び一時間当たりの労働費は、別表のとおりである。 二について 米の生産量、売渡数量、政府買入数量、自主流通数量等及び農家消費等並びに作付規模別売渡数量は、それぞれ次の表のとおりである。なお、生産量、政府買入数量、自主流通数量等及び農家消費等については、作付規模別には把握していない。 1 生産量等 2 作付規模別売渡数量 三について 水稲玄米六〇キログラム当たりの費目別生産費は、次の表のとおりである。なお、政府買入米、自主流通米及び売り渡された米全体別の費目別生産費については、把握していない。 四について 水稲の作付規模別一戸当たり小作地面積は、次の表のとおりである。なお、水稲玄米六〇キログラム当たりの実際に支払つた小作料の統計は、作成していない。 五、六、七、九及び十について 転作等実施面積、平均収量及び農家消費等の数量については、作付規模別には把握していないので、これらに基づく試算はできない。 八について 昭和五十九年産米の政府買入価格の算定は、別紙のとおりである。 十一について 水田は、米の生産における重要な生産要素であるので、米の政府買入価格の算定に当たつては、自作地地代として、土地利用の対価を一定の評価の下に計上している。 十二及び十三について 国民の主食である米については、その安定した生産・供給を図るため、水田利用再編対策の推進により米の需給均衡化を図るとともに、食糧管理法(昭和十七年法律第四十号)の規定に基づき、生産費及び物価その他の経済事情を参酌し米の再生産の確保を旨として、米の政府買入価格を定めていく必要がある。
別表 水稲の作付規模別生産費(米販売農家・玄米60kg当たり) 1/2 |