質問主意書

第98回国会(常会)

答弁書


答弁書第六号

内閣参質九八第六号

  昭和五十八年二月二十五日

内閣総理大臣 中曽根 康弘   


       参議院議長 徳永 正利 殿

参議院議員秦豊君提出日米合同訓練に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員秦豊君提出日米合同訓練に関する質問に対する答弁書

一から三までについて

 自衛隊が米軍と共同で訓練を行うことは、自衛隊にとつて新たな戦術・戦法の導入及び練度の向上を図る上で有益である。また、このような日米共同訓練を通じて平素から自衛隊と米軍との相互理解と意思疎通を図つておくことは、我が国に対する武力攻撃が発生した場合における日米共同対処行動を円滑に行うために有益であり、日米安保体制の信頼性及び抑止効果の維持・向上に資するものである。このような観点から、今後とも、日米共同訓練を機会をとらえて積極的に実施していきたいと考えている。
 また、空母機動部隊を含む米海軍との今後の共同訓練については、計画が具体化した段階で、訓練の目的、内容等について慎重に検討を行つて対応したいと考えている。

四について

 本年における日米共同訓練としては、例年実施している陸上自衛隊の指揮所訓練、海上自衛隊の対潜訓練、航空自衛隊の戦闘機戦闘訓練等が考えられるが、現在、具体的な計画は未定である。