質問主意書

第96回国会(常会)

答弁書


答弁書第二二号

内閣参質九六第二二号

  昭和五十七年七月十三日

内閣総理大臣 鈴木 善幸   


       参議院議長 徳永 正利 殿

参議院議員秦豊君提出フォークランド紛争の戦訓とわが国の防衛政策に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。


   参議院議員秦豊君提出フォークランド紛争の戦訓とわが国の防衛政策に関する質問に対する答弁書

一から六までについて

 英国とアルゼンティンとの間の今般の武力紛争においては、近代的な兵器が使用されるなど軍事的側面から注目される点がみられるが、事実関係についてその詳細が明らかでない現時点で御質問の諸点に関する見解を示すことは困難である。

七について

 偵察衛星は、有力な情報収集手段の一つであると言われており、各種情報機能の充実が専守防衛を旨とする我が国の防衛にとつて極めて重要であることから、これに関心を有しているところである。
 現在のところ、その保有についての構想ないし計画はないが、各国の利用の動向等については、今後とも注意深く見守つていきたいと考えている。

八について

 御質問のような衛星の打ち上げについては、現在のところ、技術的な問題点を含め、なお多くの問題があると考えている。