質問主意書

第71回国会(特別会)

質問主意書


質問第一二号

沖縄県石垣市における電話、空港、港湾各整備事業に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和四十八年七月二十三日

喜屋武 眞榮      


       参議院議長 河野 謙三 殿



   沖縄県石垣市における電話、空港、港湾各整備事業に関する質問主意書

一、石垣市における電話回線の増設並びにダイヤル自動化について

 本市と沖縄本島、宮古群島、本土を結ぶ電話の需給は復帰後急速に増えているが、電話回線が少ないため新規加入申請の滞貨、通話の時間待ちなど多大な不便をきたしている。そこで、
1 現在の新規加入申請の滞貨及び石垣市から沖縄本島、本土へのそれぞれの「時間待ち」の状況はどうなつているか。
2 いまの事態を緩和するためには電話回線及び交換台数の増設を急がなければならないが、その計画は如何。具体的に数字で明らかにされたい。
3 市外通話の「時間待ち」が長いために、通話取消しが申込数の三分の一もあるといわれる状況にあつて、沖縄本島や本土へのダイヤル自動化の促進が望まれる。
 このダイヤル自動化についての政府の計画はどうなつているか。

二、石垣空港の整備拡充について

 石垣市の出入者の八〇%は航空機利用者で、また同市を訪れる観光客などは毎年二〇%の増加率を示しており、石垣空港の輸送力増強のためその整備拡充をすすめなければならない。
1 同空港を第二種空港として整備拡充すべきと考えるがどうか。また現在どのような整備が行なわれているか。
2 同空港へのジェット機の乗り入れについて政府の計画は如何。またその実現のため処理すべき問題があれば具体的にあげられたい。
3 これらの事業に要する予算措置はどうなつているか。
4 海洋博及び沖縄振興開発計画の中においても同空港の整備についてさらに具体化すべきと考えるがどうか。

三、石垣港湾の整備拡充について

1 「港湾整備五ケ年計画」において石垣港の整備拡充はどのように計画されているか。
2 石垣市は沖縄本島、本土との間の貨物輸送を船舶にのみ頼る現状である。港湾施設、水深等を早急に整備し大型船舶(五、〇〇〇トン以上)が寄港できる体制をつくるべきと考えるがどうか。
3 海洋博及び沖縄振興開発計画の中においても同港の整備を具体化すべきと思うがどうか。

  右質問する。