第10回国会(常会)
質問第六号 ダレス吉田往復書簡に関する質問主意書 右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。 昭和二十六年二月二十一日 青山 正一 参議院議長 佐藤 尚武 殿ダレス吉田往復書簡に関する質問主意書 本年二月十三日政府より発表せられたダレス吉田往復書簡について 一、講和条約の成立に伴い、現行のマツカーサー・ラインは、当然徹廃せらるべきか、本書簡は東部太平洋海域に関するもので、西部海域及び北方海域に関する問題は如何に処理せられんとするか。 二、本書簡は、伝えられる百五十海里以内の漁業禁止を内容とする漁業協定の締結を暗示するやに解せられるがその真意如何。 三、当面の問題たる漁区拡張に関しては、如何なる措置が採られ且つその見透し如何。 以上の三点について政府の見解を明らかにせられたい。 |