質問主意書

第6回国会(臨時会)

質問主意書


質問第六号

新集荷制度の実施に伴う食糧事務所の事務の実情に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十四年十月二十六日

三好 始      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   新集荷制度の実施に伴う食糧事務所の事務の実情に関する質問主意書

 昨日来、主要食糧の新集荷制度が実施せられ、各市町村の現地で食糧検査官による供出代金の支払証票発行が行われているが、支払に誤りが多く、これに関して、過般会計検査院は内閣の委嘱に基き、検査を実施したと聞くのである。
 供出代金の支払に誤りが多いことは、会計上は勿論、農家の立場からも看過できない重大問題であつて、私はこれに関し、次の諸点を明らかにせられるよう要求する。

一、新集荷制度による支払証票発行業務の実態並びに従前の支払方法との比較

二、現在までに食糧事務所で判明している支払過誤の件数及び過払い並に支払不足金額に関する情況

三、会計検査院の検査の結果明らかにせられた過払い及び支払不足に関する情況並にその理由に関する会計検査院の見解(本項に関しては、会計検査院の報告書があれば、これを示されたい)

  右は何れも重大問題と認められるので、詳細なる答弁を希望する。