質問主意書

第5回国会(特別会)

質問主意書


質問第五十二号

輸入食糧価格等に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十四年四月八日

三好 始      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   輸入食糧価格等に関する質問主意書

 敗戦に伴い、食糧の自給力を著しく弱化した我が国にとつて、食糧輸入をめぐる経済関係は、国民経済上の大問題として、今後長く国民経済を規制する一大要素となつた。豊富なる食糧を安価に輸入し得ることは、一面望ましいことでもあり、他面農業恐慌を招来するものとして農村の脅威でもある。殊に輸入食糧の価格がもつ経済的影響力は重大である。
 右に関し、最近の実情について左の諸点を質問し、詳細なる数字的答弁を希望する。

一、輸入食糧の各生産地(国別)における価格、並に輸送費その他を含めての輸入価格は、三百三十円の輸入為替レートで単価何円となるか。

二、右について、単一輸入為替レート決定以前の夫々の為替レート並びに単価

三、本年度一年間に予想される輸入食糧の品目別合計金額

四、従来の食糧輸入費負担の情況並に将来の方針