質問主意書

第5回国会(特別会)

質問主意書


質問第三十五号

石炭調査に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十四年三月二十三日

小林 米三郎      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   石炭調査に関する質問主意書

 日本経済再建のための基礎たる石炭鉱業の果すべき役割は極めて重大であるが、これが融資の問題、損益計算の問題等に関し左記の通り具体的に所見を伺いたい。

一 炭鉱経理の問題

一 戦後政府は復金を通じ如何なる融資をしたか。
イ、各炭鉱別にどうなつているか
ロ、用途別にどうなつているか
ハ、地区別にどうなつているか
ニ、特に北海道の炭鉱えの各社別用途別はどうなつているか(三井、三菱、井華、明治等の全国に鉱山を持つものの北海道との関係を明確にすること)

二 損益計算の問題
イ、現行単価算出の基礎
ロ、現行単価決定の際における炭鉱側の希望炭価とその算出の基礎
ハ、炭鉱側の希望炭価を不可とする根拠(資材及賃銀単価えの意見)
ニ、補給金
ホ、炭鉱側の現に主張している赤字採炭(例噸当り二百円)の当否
ヘ、最近炭鉱側の希望する改訂炭価とその算出基礎
ト、経理全般を通じて見た運営上についての意見