質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第五十号

外国人投資待遇に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年三月二十九日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   外国人投資待遇に関する質問主意書

外資導入には大別して二種類ある。
第一、外国人が日本国に入国して、日本人を勤労者とする事業を起さるるか又は日本の株式を持たれて協力せらるかである。
第二、は外国より金貨を貸して下さるので芦田内閣の外資導入と言うはこの二点であると思うが処見を問う。
 然してこの二点ならば外国人投資家の場合株式会社の持株に恩典と申す点を与え申上るべきであるがこの点の発表がない。この法律を作り積極的に外国人の投資を何故に歓迎しないか処見を問う、物資不足で失業者数百万人あり犯罪の多い事、開国以来のレコードであるは政府の施政方針が、「島国根じよう」の細小の政策であるからである、大乗的の一大政策を致すべきで責任ある処見を問う。

  右質問に対し御答弁を要求する。