質問主意書

第2回国会(常会)

質問主意書


質問第二十四号

魚類の統制廃止に関する質問主意書

右の質問主意書を国会法第七十四条によつて提出する。

  昭和二十三年二月五日

小川 友三      

       参議院議長 松平 恒雄 殿



   魚類の統制廃止に関する質問主意書

一、現在の魚の統制方針では漁業家が魚を取る熱意が少ない、魚は海魚が主であるから海の遠くに行つてしまうか他国の海に行つてしまう、統制で喜ぶのは魚ばかりで苦しむのは人間の中の日本人のみであると国民は政府の統制を苦に悩んでおるのは本当である。台閣の諸公も多忙であるから気の附かざる事と考える。民の叫びを取り入れる一大雅量ある政府こそ偉大なる政策を生むものである。某党が天下を取れば魚が食える、それは統制を廃止するからだと国民は叫んでおる、片山首相の聡明により魚の統制廃止を具申し政府の御答弁御所見を問う。

  右質問に対し御答弁を要求する。