質問主意書

第1回国会(特別会)

答弁書


(答弁書第三十七号)昭和二十二年八月二十三日配付

内閣参甲第四三号
  昭和二十二年八月二十二日

内閣総理大臣 片山 哲      


       参議院議長 松平 恒雄 殿

参議院議員北條秀一君提出在外同胞の本国送金小切手払渡に関する質問に対し、別紙答弁書を送付する。



   参議院議員北條秀一君提出在外同胞の本国送金小切手払渡に関する質問主意書に対する答弁書

 外国において提出された本邦向の送金小切手の払渡は、当該送金が千円以下で、本邦通貨を以て表示されているものに限り、且つその送金為替が昭和二十年九月二十三日以前に本邦に到着している場合に限りこれを認めることとなつている。右以外の場合においても、その払渡を認めることについては、政府はできる限りの努力をしているが、これには更に関係方面の諒解を要することであつて、目下の状況においては現行の条件を緩和することについても、又支払金額を増額することについても、関係方面の諒解を得ることは困難である。