請願

 

第219回国会 請願の要旨

新件番号 499 件名 難聴者が社会生活で困らない環境の整備を始め全ての難聴者を対象とした支援制度に関する請願
要旨  我が国においては、高度・重度難聴者だけでなく加齢性難聴を含む軽度・中等度の難聴者を始め、全ての難聴者が社会生活において多大な困難を抱えている。また、軽度・中等度難聴は高度・重度難聴に進むだけでなく認知症のリスクファクターとして大きな問題になっている。難聴は誰にでも起こり得る身近な問題であり、少子高齢社会を迎えた我が国においてその対応は急務である。経済財政運営と改革の基本方針二〇二五においても難聴対策を推進するとされているが、全ての難聴者が社会で困らず安心して生活できる環境整備こそが共生社会の実現につながる。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、軽度から重度まで、全ての難聴者を対象とした支援制度の充実を図ること。特に、難聴者が社会生活で困らない環境整備に努めること。
二、難聴に関する正しい理解を広め、社会全体の意識啓発を進めること。
三、医師、言語聴覚士などの医療関係者や難聴者団体が連携して取り組む活動に対し、国が積極的に支援を行うこと。
四、「障害者情報アクセス・コミ法」の趣旨を踏まえて、難聴者の社会参加を後押しする具体的施策を講じること。

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