請願

 

第219回国会 請願の要旨

新件番号 485 件名 最低賃金の引上げ、中小企業への賃上げ支援、減らない年金の保障、ケア労働者の賃上げに関する請願
要旨  急激な物価高騰で国民の生活となりわいは困難に陥っている。医療・介護の不安や賃上げを求める声が全世代から上がっており緊急の対策が求められている。国民の家計消費と内需を応援する思い切った対策を取ることは、トランプ関税から日本国民の暮らしとなりわいを守るためにも大切である。自公政権がアベノミクス以降進めてきた大企業減税は年間十一兆円である。実質賃金は一九九六年のピーク時から二〇二三年には七十四万円も減っているが、大企業の内部留保は二百兆円も増え、二〇二三年度末で約五百三十九兆円である。二〇二二年度には五・四兆円であった軍事費(当初予算)が、僅か三年で八・七兆円にまで膨れ上がっている。大企業・富裕層に応分な負担を求め、異常な軍備拡大を止めれば十分に財源はある。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、最低賃金を速やかに時給千五百円(月額手取り二十万円程度)に引き上げ、千七百円を目指すこと。中小企業への賃上げ支援を抜本的に強化すること。物価高騰に見合った年金に改定し、現役世代に「減らない年金」を保障すること。
二、医療・介護の経営危機・提供基盤の崩壊を食い止め、ケア労働者(医療、介護、障害福祉、保育)の賃上げを図ること。

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