請願

 

第219回国会 請願の要旨

新件番号 96 件名 国・自治体の責任を堅持・拡充し、保育・学童保育予算の大幅増額による施策の抜本的改善を求めることに関する請願
要旨  誰もが安心して子供を生み育て生き生きと働ける社会、子供たちが大切にされ未来に希望の持てる社会の実現が求められている。そのためにも子供の育ちと子育てを公的に支える保育・学童保育の整備・拡充は待ったなしの課題になっている。しかし、国における財源確保や条件整備は全く十分とは言えない。保育・学童保育の現場では責任の重さに見合わない給与水準や労働条件により保育士など職員の不足が一層深刻になっている。加えて、急激な物価高騰への国の対応が不十分なため保育・学童保育の安定的な運営が難しくなっている。全ての子供の健やかな育ちを保障することは国・自治体の責任である。どこで暮らしていても豊かな保育と健やかな育ちが格差なく保障されるよう、子供のための予算を今すぐ増やして施策の抜本的な改善を進めることを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、全ての子供の権利保障と保育・学童保育の充実のために、予算を大幅に増やして、運営費を引き上げること。
二、一歳、三歳、四・五歳児の配置基準改善は早急に完全実施すること。さらに、全ての年齢で、配置基準の抜本的な改善を進めること。
三、どの地域、どの施設でも子供の権利が保障されるよう、必要な保育士・職員が確保できる賃金・労働条件に改善すること。
四、給食費なども含め、全ての子供の保育料を無償にすること。
五、こども誰でも通園制度など子育て支援施策は、公的責任を拡充して、子供の権利・安全が守られるようにすること。

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