新件番号 | 3083 | 件名 | 国の責任で学校給食費無償化の実施を求めることに関する請願 |
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要旨 | 給食は子どもの心と健康・成長にとって欠かせないものであるが、八・七人に一人の子どもが貧困状態になっており、夏休みになると痩せるなど一日の中で栄養の取れる食事は給食しかない子どもがいることが報告されている。また、中学校給食が全員給食ではない名古屋市では、食事を取らずに授業を受ける子どもが一定数いることが明らかになっている。このような状況を一刻も早く改善し、全ての子どもたちに安全で栄養バランスの取れた給食が提供されることを強く求める。賃上げが物価上昇に追い付かず、エンゲル係数が四十三年ぶりに二八・三%と高くなり暮らしはますます苦しくなっている。子育て世帯は給食費・教材費などが家計に重くのしかかっており、給食費の無償という子育て支援を強く願っている。給食費無償化を実施している自治体は全国で三割となり、無償化にならないまでも一部援助をする自治体が増えてきている。憲法第二十六条で義務教育は無償と明記され、教科書は無償となっている。給食は食育と教育の一環として位置付けられており、給食も教科書と同様に無償にするべきである。財源は、一機百七十三億円もするF35戦闘機百四十七機を購入するなどの軍事費を見直せば十分に確保できる。全国の切実な声に真摯に耳を傾け、自治体任せにせず国の責任で将来を担う子どもたちへの贈物として、学校給食費無償化を早急に実施することを求める。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、小中学校、特別支援学校の学校給食費を無償化すること。 二、地産地消、安心安全な食材でバランスの取れたおいしい給食を保障すること。 |