新件番号 | 2890 | 件名 | 保険で良い歯科医療の実現に関する請願 |
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要旨 | 口腔(こうくう)ケアが高齢者の誤えん性肺炎を減らすこと、歯科治療が日常生活能力や運動機能の改善につながることが明らかになっている。多くの人が歯は全身の健康にとって大切であると考えている中、時間がない・お金がないなどの理由で歯科にかかれなくなっている。働く人の三人に一人が非正規労働、五人に一人が年収二百万円以下という社会状況を背景として、高い窓口負担のために歯科治療を中断する人も多い。多くの人が保険の利く範囲を広げることを求めているが、高い窓口負担に加え保険の利かない治療が歯科受診を妨げる要因になっている。一部負担金が免除された東日本大震災の被災地で歯科受診する人が増えたように、いつでも、どこでも、誰でもお金の心配をせず保険で良い歯科医療を受けられるようにすることは、患者、国民、歯科医療担当者の共通の願いである。 ついては、国の歯科医療に係る予算を増やすことを求め、次の事項について実現を図られたい。 一、お金の心配をせず、歯科医療が受けられるよう、窓口負担割合を引き下げること。 二、保険の利く歯科治療の範囲を広げること。 |