請願

 

第217回国会 請願の要旨

新件番号 892 件名 電気料金を値上げせず、電気・ガス料金負担軽減支援事業の継続を求めることに関する請願
要旨  経済産業省は二〇二三年五月、北海道電力を含む電力七社が申請した電気料金(家庭向け規制料金)の値上げを認可した。食料品を始めあらゆる物とサービス価格の高騰が道民の暮らしを圧迫し、少なくない事業者が消費低迷で高騰分を価格転嫁できない状況の下で、北海道電力の平均二三・二二%の電気料金大幅値上げは到底容認できるものではない。また、オール電化の家庭では電気代が月十万円を超えることさえあり、家賃・年金よりも高いといった悲痛な叫びが上がっている。これ以上上がれば破産する、もう切り詰める余裕がないとの切実な声に政府は耳を傾けるべきである。また、新電力の情報に対する不正閲覧問題や化石燃料に依存する事業計画、停止している泊原発の維持費が道民の電気料金に加算されていることなど様々な問題に対する検証も不十分である。そうした中での新たな値上げは道民の理解を得られるものではない。
 ついては、道民の生活を守るため、次の事項について実現を図られたい。

一、電気料金値上げの認可はしないこと。
二、電気・ガス料金負担軽減支援事業を継続するとともに、更なる補助の拡充を行うこと。

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