請願

 

第217回国会 請願の要旨

新件番号 273 件名 PFAS(有機フッ素化合物)の基準値を見直し、環境汚染調査などを行い、汚染源を特定し、対策を強化することに関する請願
要旨  異常な物価高と円安が暮らしを直撃しており、生活が苦しいという世帯は六〇%、子どものいる世帯では六五%となっており、約四十年前に調査が始まって以来最も高くなっている。この間、公共サービスの民営化や非正規雇用化が進み、男女賃金格差も拡大している。軍事費が過去最大となる中、この十年ほどで削減された社会保障費は数兆円にもなっており、所得に対する税と社会保険料の国民負担率は四六・八%にも上っている。一方で、大企業や富裕層には税を優遇し、大企業の内部留保は五百兆円超に膨れ上がっている。憲法第二十五条は、すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有するとして、国が社会保障の増進に努める義務を定めている。
 ついては、命と暮らし、ケアが大事にされるジェンダー平等社会の実現を求め、次の事項について実現を図られたい。

一、発がん性が指摘されるPFAS(有機フッ素化合物)の基準値を見直し、環境汚染調査、住民血液検査を行い、米軍基地や産業廃棄物処理場など汚染源を特定し、対策を強化すること。

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