請願

 

第217回国会 請願の要旨

新件番号 239 件名 大軍拡をやめ、教育予算の大幅な拡充で公共を取り戻すことに関する請願
要旨  急激な物価の高騰と円安の進行が生活を直撃し、子どもの貧困が深刻化している。また、教職員の未配置が広がり教育に穴が空く深刻な事態が続く下、日本の子ども関連予算、教育予算は国際的にも低い水準のままである。子どもの育ちを保障する学校給食費の無償化を求める運動が全国に広がる中、実施は自治体の財政力に左右される実態も明らかになり国の制度としての無償化が求められている。日本国憲法や子どもの権利条約に基づき全ての子どもが健やかに学び育つためには、桁違いの軍拡予算の拡充ではなく子どものための予算の大幅増額が早急に必要である。職員配置・施設基準、施策を抜本的に改善し、公的保育や公教育を守ることを求める。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、給食費、教材費を含め義務教育を完全無償化すること。学校給食への地場産、国産、有機食材の使用を進め、予算を確保すること。
二、就学援助を抜本的に拡充し、公費補助を増やすこと。
三、小中学校で二十人学級を展望した少人数学級を実施すること。高校も三十五人学級を実施すること。一方的な学校統廃合を推進しないこと。
四、正規の教職員を大幅に増やすこと。残業代を支給すること。
五、不登校に対応する正規の支援相談専門職員の増員配置と、不登校児童生徒の学校内外の居場所を確保すること。
六、「一人一台タブレット配布」による各家庭の自己負担をなくすこと。
七、全国一斉学力テストを中止し、結果の公表をやめること。
八、大学など高等教育の高額な授業料を下げること。公立私立とも高校授業料などを無償化すること。

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