請願

 

第217回国会 請願の要旨

新件番号 44 件名 全ての世代が安心して暮らせる持続可能な社会保障制度の確立に関する請願
要旨  社会保障制度は国民が安心して暮らすためのセーフティーネットであり、医療、年金、介護などが必要な人々に保障されることが不可欠である。人生百年時代の到来を見据えた給付と負担の議論にあって、生涯を通じて支払が義務付けられている税金や社会保険料などの負担は、経済成長の低迷により既に限界である。高齢になれば誰でも、病気やけがなどが増えて給付も増えるのは当然であり、安心して生活を営むことのできる社会の構築が求められている。子供たちの健やかな成長は全ての大人たちの願いである。我が国の将来を担う子供たちを誰一人取り残すことのない豊かな学びを保障する教育を実現するには、教職員が心身共に健康で教育に専念できる環境が必要である。
 ついては、次の措置を採られたい。

一、社会保障制度改革に当たっては、
 1 少子高齢化・人口減少社会にあって、国民一人一人の多様なニーズに的確に対応した医療及び介護、福祉サービスの提供ができる環境を整備すること。
 2 安定した社会保障の財源確保は社会全体の課題であり、制度ごとの給付と負担の在り方を含め、税制や財政及び経済などを一体とした改革の推進に取り組むこと。
二、少子化対策と雇用対策については、ライフステージに応じた多様な家庭生活や社会活動などとの両立を図りながら、希望する多様な形態での労働ができるよう就労環境の整備に努めること。

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