新件番号 | 43 | 件名 | 教職員が教育に専念できる環境整備に関する請願 |
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要旨 | 社会保障制度は国民が安心して暮らすためのセーフティーネットであり、医療、年金、介護などが必要な人々に保障されることが不可欠である。人生百年時代の到来を見据えた給付と負担の議論にあって、生涯を通じて支払が義務付けられている税金や社会保険料などの負担は、経済成長の低迷により既に限界である。高齢になれば誰でも、病気やけがなどが増えて給付も増えるのは当然であり、安心して生活を営むことのできる社会の構築が求められている。子供たちの健やかな成長は全ての大人たちの願いである。我が国の将来を担う子供たちを誰一人取り残すことのない豊かな学びを保障する教育を実現するには、教職員が心身共に健康で教育に専念できる環境が必要である。 ついては、次の措置を採られたい。 一、教育環境の整備については、 1 子供たちに豊かな学びを保障するため、教育現場の実情に応じた業務の見直しと定数改善、多様な人材の支援により公務に専念できる教育環境を整備すること。 2 教職員が心身共に健康で働き続けられるようストレスケア体制の充実とハラスメント対策の強化を図ること。 二、教職員の福利厚生については、 1 福利厚生は教職員全体の健康安全に直結する重要な役割があるとともに、教職を志す者の職業選択の判断材料の一つであり、福利厚生費の拡充に取り組むこと。 2 教職員一人一人に魅力のある福利厚生を提供するため、教職員互助団体が将来的にも安定した運営ができるように配慮すること。 三、少子化対策については、少子化は我が国最大の国難であり給付型奨学金の対象拡大や授業料無償化など、子育てや教育への公的支援の充実を図り、将来に希望が持てる社会を実現すること。 |