請願

 

第216回国会 請願の要旨

新件番号 53 件名 高齢者の命・健康・人権を脅かす七十五歳以上医療費窓口負担二割化の中止を求めることに関する請願
要旨  二〇二一年六月、国会で七十五歳以上医療費窓口負担二割化法が成立し、二〇二二年十月から七十五歳以上で年収が一定以上の者(約三百七十万人)の医療費窓口負担が二割となった。国会審議の中で、(一)二割負担導入による現役世代の負担軽減効果は、僅か月額約三十円であること、(二)様々な感染症が流行する中、精神的にも経済的にも疲弊している中での高齢者への負担増は受診控えを招くことが各種調査で明らかになっているにもかかわらず、政府は健康悪化には結び付かないとしていること、(三)二割負担の対象者を国会審議を経ずに政令によって広げることができることなど数多くの問題点が明らかになった。七十五歳以上医療費窓口負担二割化は、高齢者の暮らしと命、健康、人権に大きな影響を及ぼす。
 ついては、次の事項について実現を図られたい。

一、高齢者の命・健康・人権を脅かす七十五歳以上医療費窓口負担二割化は中止すること。

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