新件番号 | 3114 | 件名 | インボイス制度(適格請求書等保存方式)の中止・廃止に関する請願 |
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要旨 | 二〇二三年十月から始まったインボイス制度は税率を変更しない消費税の増税である。コロナ禍・戦争・物価高・震災が襲う前の二〇一六年に取り決められたインボイス制度を、ゼロゼロ融資の返済が本格化し、倒産件数が増え賃金上昇が物価高に追い付かない今継続すべき理由はどこにもない。インボイス制度の軽減措置は二〇二九年九月末で全て終了する。インボイス登録した年商三百万円の事業者の消費税納税額は現在の五万四千円から十三万六千円となり、社会保険料の負担と合わせると手元に残るのは八十六万九千円になるという試算もある。コロナ禍を機に百以上の国と地域が消費税に当たる付加価値税の減税に踏み切っている。一方、不況下でも増え続ける我が国の消費税負担は経済重視をうたう現政権の方針にも逆行する。制度導入で電気代が上がることも明らかになっており、過度な事務負担は会社員にも大きな影響を与えている。事業規模や業種にかかわらず、この国で生きる全ての人に影響するインボイス制度は労多くして益なしの制度である。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、インボイス制度(適格請求書等保存方式)を中止、又は廃止すること。 |