新件番号 | 2926 | 件名 | 食料供給困難事態対策法案の廃案に関する請願 |
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要旨 | 現在、国会で審議中の食料供給困難事態対策法案は、農家の人権をないがしろにする違憲の法案である。本法案が成立・施行され定義する食料供給上の困難事態となった場合には、農家の営業行為を政府が行政罰をもって制限することを可能にするからである。本年六月六日の参議院農林水産委員会において池上甲一参考人が指摘したとおり、これは憲法第二十二条が定める職業選択の自由に含まれる営業の自由を侵害するものである。国家の非常事態にあったとしても現憲法下においては行政府が国民の自由を侵害することは認められておらず、そもそも国家の非常事態は現憲法において定義されていない。 ついては、次の事項について実現を図られたい。 一、食料供給困難事態対策法案の違憲性を認めること。 二、食料供給困難事態対策法案を廃案とすること。 |