新件番号 | 2181 | 件名 | 学校教育法施行規則第四十一条の学級数に特別支援学級を含めることに関する請願 |
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要旨 | 学校教育法施行規則第四十一条は、「小学校の学級数は、十二学級以上十八学級以下を標準とする。」と明記されている。しかし、運用において特別支援学級を標準学級数に含めないことは障害者に対する差別であり、以下の問題点がある。(一)特別支援が必要な生徒が、他の生徒と同等の教育機会を持つことを妨げられる可能性があり、教育の質や教育環境において不利な状況に置かれる。(二)社会的包摂(インクルージョン)の原則に反し、特別支援が必要な生徒を他の生徒から分離して社会的排除を助長し、障害のある生徒が社会から孤立しやすくなる。(三)教育機関のリソースが適切に分配されないことで、特別支援が必要な生徒に対する資源や支援が不足して十分な教育を受けられない状況が生まれる。(四)障害者権利条約や国内の障害者差別解消法などに基づいて障害を持つ人々に対する差別の解消と平等な権利の保障が求められており、これらの法的及び倫理的要件に反する。 ついては、教育機関がより包括的で公平な教育環境を提供し、特別支援学級の生徒が平等な教育を受けて社会の一員として包摂されるようにするため、次の事項について実現を図られたい。 一、学校教育法施行規則第四十一条の学級数に特別支援学級を含めること。 |